アラサー(28歳目前)で彼氏と別れるということ
なぜこんなことをわざわざ日記感覚のブログで書くかというと、自分自身がネットで検索しまくったからです。完全に持論の記事になりますのであしからず。
いろいろな意見が飛び交う昨今、アラサーという言葉とセットで語られる独身女性に対する風当たりは一昔前と随分変わったように思います。けれどもそれは断じて風が止んだわけではなく、山と谷で表現するのなら山が限りなく高くなり谷が果てしなく深くなった、格差が広がった悲しき流行りのアラサーワールドが出来上がったに過ぎません。そこに吹く風を防御する盾を手に入れたとしても、隙間から見えてしまう、伴侶に守られ風をしのぐあの子やこの子を見る度に、盾を持つ手が痺れ踏ん張る足がよろめくのです。それが時として滑稽と見えるゆえ「かわいそう…」なんて同情や、「余り物」という言葉が生まれるのではないかと。
そういうことで(どういうことで?)タイトルの通り、わたしの場合はお別れしました。
冒頭のネット検索もさる事ながら、とにかく本人同士話し合いました。が、それはお互いをより一層疲れさせることでしかなく、より一層「違い」を浮き彫りにさせることでした。とにかく疲れ果ててしまい、「はて、一体これは何のバツゲームでっしゃろか?」とさえ思う毎日。このブログで以前書きましたが、年末年始に終わるはずだった恋愛を「可能性」という言葉で引き伸ばしてしまったツケは大きいです。何よりも、相手に憎しみさえもってしまった。きっと、相手も同じこと。わたしのことで同じように疲れ果てていると思います。散々話し合ったのに、最後の最後に鍵をポストに放り込んだわたしを憎んでても仕方ないことです。綺麗事を並べない限り、きれいな別れ方なんてそもそも存在しないので。
今回のことで学びました。合わないものは合わない。
なんか違うなぁと思っても、分かり合うために建設的な話し合いをするのはとても大切です。こんな風に文字にして一生懸命ちゃんとしてる感を醸し出そうとしているわたしも幼稚で頑固で泣き虫でウジウジ子ですし、脳みその作りは男女違いますし、話し合いや衝突や譲り合い(妥協とも言うし思いやりともいう)がなければ共存なんて出来ません。
けれどいるんです。合わない人が。悲しいけれど、それが今回の恋人でした。
女性としての自信も、社会人としての自信も、色々と失いました。これから取り戻さないといけないけれど、誰かにより掛かるのではなく自分で取り戻さないといけないと思っています。そして同じように、わたしも彼に対し嫌なものを残したんだと思います。けれど、別れた時に「もう泣かなくていいんだ」と思った気持ちが、わたしの本心なので仕方ないです。彼はとても素敵な人でした。しかしわたし同様「合わない人が多い」タイプの人でした。
俗に言う結婚適齢期というものを迎えての独り身(別れたあとでも元々独身でもなんでもいいんですが)ともなると、まぁ世間様が言うよりも実際いろいろ考えるはずです。1ヶ月の食費より高いご祝儀がかさなるし、田舎では持ち家を購入する同い年もいるのに自分は上がらない給料で苦しみ、遊べる友達は減っていきそもそも価値観もズレ始める。そこで大きく道が別れるのに、今度はキャリアチェンジも難しい。収入の格差も出てきて独身層にも格差が生じる。負のスパイラルですね。そして現実です。
けれども「だからと言って我慢しても無意味」なのです。
愛情があっても、適齢期で周りがどんどん結婚していっても、お金が無くても、我慢の先に幸せはないんです。
暴力借金ギャンブルなど一定水準以下の話はおいておきますが、どれだけいい人でもあまりにも「違う」人といることは幸せではありません。これだけは今回の経験で言い切れます。
そして自分が他人と共存できる人間なのか見極めなければなりません。これは他人や世間一般論ではなく、自分ひとりで見極める。それでも人といたいのか。30年弱生きてきて、自分の人生に責任を持てず自分の基準を持てず苦しむ人って意外と多いのかなって思います。わたしもその一人なのかなとも。結果的に一人の人、無意識の人、選択した人がいると思います。自分の周りにいなくても、自分を見極め人生を選択している人は沢山います。今この地球の隅っこにも、その選択をしようとしてるアラサーもいます。全ては自分の責任でしかない。男のせいでも親のせいでもなく、人生は自己責任の道が限りなく広がっています。
勝ち負けではないのです。ひとりひとりの選択の上で結婚出産離婚独身、いろいろな道があるのです。ひとつの観点から見れば優れた選択も、別の観点から見れば劣る点がある。それを、固定された概念で斜に構えて見ているのは自分自身です。そこに、幸せがあるのか。それは本当に自分の幸せなのか。そこなんでしょう、きっと大切なことは。いい歳して恋愛依存のような状態を繰り返す人は、ここが無いのかと思います。ここまで書いていて正直、自分に言い聞かせている部分も大半ですが。
こんなツラツラと書いてるわたしも、夏には28歳になるし、ワープアではないけれど高収入でもないしがないOLです。友達も多くないし、大した資格も持っていないし、貯金も笑っちゃうほどない。(・∀・)キャハハ
けれどこうして人と関わり時に恋をして、自分と向き合って学べています。人は人との関わりの中で大きく成長するし、その中で本当の自分に出会うことも多いと思います。結婚しようがしなかろうが無駄ではないと信じています。奇跡的にこのブログに来た人が、こんな女もいるんだし気分落ちてどん底だけどまぁいいか程度に思ってくれればいいし、なんか書いてるうちにわたしの脳内が整頓されてきました。気持ちに波はあるけど、未だ続く変化の時期だと信じていこう。
もうこのネタはブログで書くことはないので。本当に素敵な出会いでした。沢山のものを見せてくれて、沢山のことを与えてくれた。男と女の関係に「どちらが悪い」ということは無いので、自分の反省する点をきちんと見つめて、大切にされていたいい思い出だけ持って。前に進もうぞ!それゆけ、わたし。
あー長かった(笑)読んでくれた人がいたとしたら、ありがとうございます。
明日からも、有意義な一週間を。おやすみなさい。